▲弥生賞騎乗は6年ぶりとなる勝浦正樹騎手
いよいよ近付いてきたクラシック戦線。一冠目、皐月賞の前哨戦である弥生賞に出走を予定するニシノデイジー。去年7月に函館でデビューし5戦3勝、うち重賞2勝。デビューから変わらず手綱を取っているのは美浦のベテラン・勝浦正樹騎手。この「コンビ」も含め応援しているファンも多いのではないのでしょうか。今回は勝浦騎手に相棒・ニシノデイジーについて、そしてクラシックへの意気込みまで語っていただきました。
(取材・文=佐々木祥恵)
――まずニシノデイジーに初めて跨った時の印象を教えてください。
勝浦 北海道だったのですが、見た目も跨った感じも良い馬だなという印象で、新馬戦から頑張れそうだなと思いました。ここまで活躍するとは、その時には思いませんでしたけどね。
――デビュー戦は2着でした。
勝浦 やっぱり走るな、次は勝てるなと思いました。
――その感触通り、2戦目で勝ち上がりましたね?
勝浦 今でもそうなのですが、あまり器用ではなくて、大味な感じでした。2戦目の未勝利で勝った時もゲートがそんなに速くなかったですし、外に膨れたりもしていたんですよね。なので力でねじ伏せて勝ったような感覚でした。
――3戦目の札幌2歳Sは6番人気でしたが、手応えは感じていましたか?
勝浦 強い馬たちがたくさん出てくるので、未勝利勝ちの時のように正攻法の競馬で力でねじ伏せるというより、どこかで隙をついてと言いますか、ちょっとズルく乗ってチャンスを得るようなレースをしようと考えていました。