馬体重増の組から複穴は出ているが…
フィリーズレビューは過去10年、16頭立てか18頭立てで行なわれてきた。
多頭数で密着した馬群になることと関係あるのかどうか分からないが、このレースでは馬体重が重いグループほど成績が良い傾向にある。そもそも競馬においては「重いグループほど好成績」となりやすいが、特にこのレースで1着をとろうとした場合、小型馬は不利な傾向にある。
500キロ以上の馬は10年で3頭しかおらず、5,10,14番人気だったのでひとまず無視していいだろう。その他では、440キロ未満からは勝ち馬が出ていない一方、460〜479キログループと480〜499キログループの勝率が10%台。複勝率では後者グループが最高となっている。
さらに増減で見ると、
馬体重増の組から複穴は出ているが、勝ち切っているのは馬体重減の馬。「今回減って、それでも最低440キロ、できれば460キロはキープ」と考えると、前走時で462キロ必要な勘定。今回23頭いる登録馬の中で条件を満たすのは7頭だけだ。
こういう話は「書いたとたんに小型馬勝つ」みたいな結末になりがちだが、それでも「迷ったときは大きいほう」くらいの指針として持っておいてもよいのではと考えている。