【短期集中連載】丸ごと! キングカメハメハ(第8回/全11回)
第8章 キングカメハメハ産駒の扱いに長けた厩舎は?
キングカメハメハ産駒でズバ抜けた成績を残しているのが、勝率29%の藤沢和雄調教師。レイデオロ1頭が稼いだ7勝の影響が大きい面は否めないが、他にもフローラSを勝ちオークスで2着に入ったチェッキーノ、新馬戦から3連勝してセントライト記念でも2着したレイエンダなどのオープン馬を育て上げている。ハウメア、アルトリウス、デルカイザーなど、上級条件戦で手堅く走る馬も出た。
特徴的なのは、藤沢厩舎のキングカメハメハ産駒は過去3年間で芝しか使われていない点と、好成績がキャロットファーム、サンデーレーシング、GIレーシングの3つのクラブ馬主に集中している点だ。これだけクラブ馬を走らせれば、今後もキングカメハメハ産駒の有力2歳馬の預託は増える。これからも高い勝率を維持していくことだろう。