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【ニュージーランドT/無料】マンカフェ経由リボークロスに注 ダンジグ、ストームキャット、ロベルトも

  • 2019年03月31日(日) 18時00分
NHKマイルCのトライアルだが、過去5年の勝ち馬は次走マイルCで[0-0-0-5]。ジョーストリクトリやグランシルクのように中山マイルに向いた馬を狙っていくべきレースだろう。ジョーストリクトリ(トムロルフ7×6)、ダンツプリウス(リボー4×8)、ダイワバーバリアン(リボー7×6・7)と、マンハッタンカフェ経由でリボーの血をクロスする馬に注意。ダンジグ、ストームキャット、ロベルトの血を持つ馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)


アガラス
ギャラルホルンの半弟で、母母メイプルシロップはローズS2着。近親にユートピアやアロハドリームなどがいる。母父ブラックホークは安田記念とスプリンターズSの勝ち馬で、ブラックタイド産駒はこのように母父にスピードが入る先行脚質が成功しやすい。マイネルフロストやテイエムイナズマのようなしぶとい1800型に見えるので、中山マイルで差しに回って味があるかどうか。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

グラナタス
母母オリエントチャームはゴールドアリュールやゴールスキーの全妹でペルシアンナイトの母。ロードカナロア×ファルブラヴ×サンデーサイレンスまでステルヴィオと同じ配合になる。ヌレイエフ≒フェアリーキング5×3・4を持ち、前向きな気性で実績どおり1400mがベストだろう。1200mでもうなりながら先行できる馬だから、マイル戦では折り合いがポイントになる。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ミッキーブラック
母マラコスタムブラダはナンバー≒サドラーズウェルズ3×3を持ちフィルベルトレレナ大賞典(亜G1・芝2200m)に勝った。母父リザードアイランドはレイルウェイS(英G2・芝6F)勝ち。3代母プルマは亜2歳牝馬チャンピオン。ブラックタイド産駒は先行粘着型が出世するが、本馬はプロミスドランドの薄いクロスを持ちしなやかなストライドで走る。新馬-特別を連勝後意外に伸び悩んでいるが、中山マイルで新味が出るかは微妙。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

ロードグラディオ
母シンメイフジは関東オークスと新潟2歳Sの勝ち馬。その母レディミューズはチューリップ賞2着。その母シンコウラブリイはマイルCS勝ち馬で、コディーノやチェッキーノなども同じ牝系の出だ。本馬は母系に入るウッドマンの影響で肩が立っているので、斬れ味は並でパワーと機動力で走るタイプ。戦績どおり外回りより内回り向きのマイラーで、中山マイルも合っているだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

ワイドファラオ
ヴァーゲンザイルの甥で、母ワイドサファイアはフローラS2着。ミリオンディスクやアムールポエジーやテンクウなどが出るエイプリルソネットの牝系だ。そこにヘニーヒューズが配されて、ストームバード≒ノーザンテースト4×3など父母相似配合になった。父の産駒はダート向きだが、本馬はどちらかというと母の影響のほうが強いように見える。ここも相手ナリに走れそうだ。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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