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【大阪杯】「次は“1番人気で勝つ”姿を」北村友騎手に期待する次のステージ

  • 2019年04月04日(木) 18時01分
哲三の眼

▲デビュー14年目でのGI初制覇となった北村友一騎手(c)netkeiba.com


今週取り上げるのは、もちろん大阪杯でGI初制覇を果たした北村友一騎手。哲三氏が常々主張している『余計なことをしない』馬にやさしくシンプルなレース運びでした。これまでに幾度となく悔しさやプレッシャーを経験し、日頃から丹念な騎乗を怠らなかった結果が実を結んだ、デビュー14年目でのGI初勝利。そんな苦節を乗り越え、悲願を達成した北村騎手に、哲三氏から喜びと今後のエールがこもった声をお届けします。(構成:赤見千尋)

度重なる悔しさをバネにした冷静な手綱さばき


 大阪杯は9番人気のアルアインが久しぶりのGI制覇。もともと力のある馬ですが、皐月賞以来の勝利で改めてGI馬の貫禄を見せてくれましたね。さらに騎乗した北村(友一)君にとっては念願の初GI制覇でした。心からおめでとうございますとお伝えしたいです。

 好スタートから内枠を活かしてポジションを取り、直線も内を抜けて来るというソツのない騎乗で、キセキをクビ差抑えての勝利。ゴール前は接戦でしたが、落ち着いた騎乗ぶりが光りました。

■3月31日 阪神11R(3番:アルアイン)

 北村君はこれまでも僅差の2着だったり、GI勝利まであと一歩のところまで来ていた印象で、そういう悔しい想いを何度も経験して、今回は焦ることなく、マイペースで運べたのではないでしょうか。内心はマイペースではなかったかもしれないけれど、そう見えるような落ち着いた騎乗でしたね。

 僕が大事だと考えている、『何々し過ぎない』騎乗

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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