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富士S

  • 2005年10月21日(金) 12時21分
 ここで展望が開けるなら、11月20日のマイルチャンピオンSを目指すことになるグループの対戦。まだ重賞になって年数が若いためか、かつてのオープン特別に近いムードもあったりするのは、今年の場合、今急上昇中で目下絶好調といえる馬が少ないことに起因するのだろう。3歳マイネルレコルト、ダンスインザモア、4歳コスモサンビームあたりはここが目標の一戦というより、とにかく再浮上の手ごたえをつかみたい。一方のベテラン勢は大半が休み明け。波乱必至だろう。
 
 ムラな成績だが、いま完調に近く、ここは最初からローテーションに入っていた狙いの一戦という形は、7歳ウインラディウス。このあとGIマイルチャンピオンSというわけでもなく、57?の別定重賞で出走できるここは、文句なくリーチだろう。
 
 東京の1400〜1600mでは、昨春、東京新聞杯を1分33秒0(上がり33.7秒)で快勝し、京王杯SCを1分20秒4(2着テレグノシス)のレコード勝ちがある。

 この夏、NSTオープン1400mを1分20秒0で勝ったり(58?)、前走の京成杯AHも雨の中を58?で一気に突っ込んで3着しているぐらいだから、まだ能力減はない。

 最近は好走と凡走の落差が大きいのは気になるが東京の平均ペースの流れはベスト。スローでなければ折り合い不安がなくなり、GIだと迫力負けしてしまうが、GIIIぐらいだとのびのび走れるのがいい。

 56?になったコスモサンビーム(前走は休み明け激走の反動か)の巻き返しと、本当は1600mの方があっていると思える伏兵アサクサキニナルが本線。他の有力馬はそう調子がいいとは思えないので、今回はあくまで押さえだろう。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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