昨年はディアドラ、一昨年はアエロリット、ここ2年はG1ホースが貫録の勝利。夏の北海道の洋芝戦らしく、アエロリット、キャトルフィーユ、フロンテアクイーン、トーセンビクトリー、シャルール、アロマティコと、ネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引く馬が毎年のように連対している。マコトブリジャール、メイショウスザンナ、クインズミラーグロなど穴をあけた馬に共通するのは、中山牝馬Sや福島牝馬Sなど小回り1800重賞で好走実績があること。(解説:望田潤)
ウラヌスチャーム 母アメジストリングはJRA4勝でクイーンS3着。3代母オプティミスティックギャルは北米G1を6勝。ルーラーシップにナスキロ血脈とナスペリオン血脈を重ね、配合どおりしなやかで緩慢なストライドで走る。着実な成長曲線を辿り、自ら動いて差すケイバもできるようになってオープン入り。ルーラー産駒らしいジワジワ伸びる末脚で、中山牝馬Sは前崩れにも乗じ2着。ただ開幕週の小回り1800は少し差しにくいかもしれない。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
サトノガーネット ショウナンダイチの全妹で、ラフォルス賞(仏G3・芝2000m)のツァーロドニーの姪。母ビートリックスキッドはノネット賞(仏G3・芝2000m)3着。母父ヴィクトリーノートは仏2000ギニー馬。母系にフェアリーキングを持つディープ牝駒は