2歳夏の芝1200の重賞だが、ここ3年はファンタジスト(後に京王杯2歳S勝ち)、アサクサゲンキ(ファルコンS2着)、レーヌミノル(桜花賞)と、後々マイラーとして完成するような馬が勝っている。将来性や資質も重視すべきか。昨年はロードカナロア産駒が1着と3着、他にもアサクサゲンキやダイイチターミナルなどストームキャットの血を引く馬は毎年馬券に絡むし穴にもなっている。ここ5年で[1-0-2-1]のダイワメジャーの血にも注。一昨年7人気3着のバーニングペスカは母父ダイワメジャーだ。(解説:望田潤)
カイルアコナ 母コナブリュワーズはロシュフォールの全姉でJRA4勝。母母アンブロワーズは函館2歳S勝ち。フサイチコンコルドやヴィクトリーでおなじみバレークイーンの牝系だ。母はノーザンダンサー5・5・7×5・5で、そこにアウトブリードのキンシャサノキセキを配したのは良い。母父キングマンボ系のキンシャサ産駒だからシュウジに近いイメージでもある。食いが細いらしいのでそこだけが心配。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○
カリニート 母ケイエスアカリはJRA2勝(ダ1000m)で、産駒も短距離で堅実に走っている。母母ダービーラブリネスは