通常、競馬では「まぐれ残り」のほうが多いが…
秋華賞はどちらかというと差し馬有利の競馬。これまで行われた23回の位置取り別成績は以下のようになっている。
ただ、これを単勝30倍未満だった馬(秋華賞に至るまでの成績がそれなりに良い馬ということになる)に限定すると、以下のようになる。
先行して勝ったのはアヴェンチュラ、ダイワスカーレット、ファインモーション、テイエムオーシャン、ティコティコタック、ファレノプシス、ファビラスラフイン。たまたま良いメンバーがいたという印象もあるので「先行タイプの上位人気馬」を過剰評価はできない。確実に言えるのは、「先行した人気薄馬が穴になっていない」ということのほうだ。
通常、競馬では「まぐれ残り」が「まぐれ差し」より多い。ただ上の2つを見比べると、先行した馬のグループは人気薄馬が大きく足を引っ張っており、差しグループはそうでもないことがわかる。
実際、単勝オッズ30倍以上かつ4角5番手以内から連対したのは2007年レインダンスだけ。同馬にしても通過順は7-7-4-4で、純粋な先行ではない。
今年は台風の影響で良馬場にならない可能性があり、そうなるとガラっと傾向が変わる可能性もあるが、3連単フォーメーションの3着に超人気薄馬を追加するなら、このレースに限っては「まぐれ差し」期待でもいいように思う。