▲スティッフェリオで挑む天皇賞への意気込みを語ります (C)netkeiba.com
丸山元気騎手をゲストにお迎えしての対談。デビュー9年目の2017年には年間勝利数が29勝まで落ち込んだものの、昨年は一気に2倍となる60勝をマーク。再浮上のきっかけはなんだったのでしょうか? さらに、今週末の天皇賞(秋)には、オールカマーを制したスティッフェリオで挑む丸山騎手。意気込みを語ります。
(取材・文=不破由妃子)
生き残るためには、時代の流れに適応すること
──丸山騎手といえば、デビュー9年目の2017年には年間勝利数が29勝まで落ち込みましたが、昨年は一気に2倍となる60勝をマーク。佑介さんの予想通り、見事に再浮上を果たしましたね。
佑介 去年はローカルですごく目立っていたので、「よく勝つなぁ」と思いながら見ていましたけど、その前から競馬をしっかり乗っているというか、追い方とかも力強くなったなっていう印象は持ってました。
去年はとにかく勝てるところはきっちり勝ってくるイメージで、人気馬が回ってくる→しっかり勝つ→また次もいい馬が回ってくるという、いい循環に入ったなと思いましたね。関西からの依頼も増えたし、実際に関西馬でもたくさん勝っていたし。
丸山 もともと夏は北海道で乗っていたので、2、3年目は関西馬に乗せてもらう機会もけっこうあったんですけど、やっぱり勝てなくなってからは機会が減りましたからね。でも、こうやってリズムが良くなってきたことで、また依頼していただけるようになって。
佑介 リズムを取り戻すにあたって、意識の変化とか何かきっかけがあったの? 今回の対談では、そのあたりを一番聞いてみたかった。