▲イタリアの大先輩デットーリ騎手からのラブコール!? (C)netkeiba.com
今回のテーマは「ユーザー質問」。たくさんいただいた質問の中から、2つをピックアップします。1つ目は「ミルコ騎手のゲン担ぎ」について。イタリアならではの慣習を教えてくれました。
そして2つ目は「巧いと思う若手騎手」について。ライバル心をそそられる若手騎手の名前を挙げていくなかで、短期免許の外国人騎手の話に。来日間近のデットーリ騎手との同居話が飛び出しました。
(取材・文=森カオル)
Q1「ミルコ騎手は、GIを短期間でポンポンと勝たれるなど、勢いが出ると止まらないという印象があります。ミルコ騎手自身、何か調子のバロメーターや、ゲン担ぎなどを意識されることはありますか?」(おぐねりあんさん)
──ゲン担ぎを説明しますと……
ミルコ 僕、ゲン担ぎわかるよ! そういうの、すごく気にするタイプだから。たとえば競馬でアンラッキーが続いたときは、ブーツやジョッキーパンツ、ヘルメットとかムチも替えるし。
──逆に、調子がいいときは替えないんですか?
ミルコ 替えないというより、替えづらい。ジョッキーパンツとか汚いのは嫌だけど…、そこは仕方ない(笑)。あと、ゲン担ぎで鉄を触ります。
──鉄を触る!?
ミルコ そう。イギリス人は、keep bad luck away(不運を近づけない)で木を触るんだけど、イタリア人は同じ意味で鉄を触るんです。だから、僕にとって馬の蹄はluck item。ゲートの鉄(柵)もけっこう触ってます。「keep bad luck away、お願いします!」って。
僕、朝起きたときに、ベッドの左から下りるか、右から下りるかもけっこう気にする。なんか気分が変わるんです。それで何かが変わるわけではないけど、直感的に「今日は左かな?」みたいな感じで。あと神社にもよく行きます。神社は大好きです。
──調子のバロメーターについては、何か意識されていることはありますか?