▲京都金杯は松山弘平騎手騎乗のサウンドキアラが優勝 (c)netkeiba.com
京都金杯は3番人気のサウンドキアラが優勝。「一年の計は金杯にあり」と言われる新年の名物重賞で、鞍上の松山弘平騎手が見事“福男”に輝きました。内枠からの好位追走というそつのない騎乗の中で、哲三氏が注目したのは、両隣の馬との間隔。その理由とは? さらに川田将雅騎手が特別戦で見せた“勝利への執念”を解説!
(構成=赤見千尋)
「こういう勝ち方が増えれば、さらに名前が売れるのでは」
netkeibaユーザーの皆さま、明けましておめでとうございます。今年も一年宜しくお願い致します。
新年一発目の話題は京都金杯。3番人気だったサウンドキアラが、好位追走から直線半ばで先頭に立って押し切りました。松山(弘平)君は2018年5月に騎乗経験があり、その時も京都で勝ったのですが、久しぶりの騎乗でも焦らず乗れていて、馬のことも信頼しているように見えました。
まずはスタート、好スタートというか遅れずに切れたところが良かったと思いますし、そこからポジションを取りに行って、道中はあまりプレッシャーを掛けられない位置に付けることが出来ました。
前、後ろ、両隣の馬たちといい間隔が取れていたし、そこから前がやり合ったりすることなく、競られることもなく、同じような流れの中で走ることが出来た。馬から見た景色がいろいろな形で動くのではなく、一定の形で保たれていて、走りやすかったのではないかと思います。
周りと十分な間隔を取りながら絶好位を取れたというのは