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先週の競馬から

  • 2020年01月17日(金) 12時00分

栗東馬からは


 皆さまは3日間開催、いかがお過ごしでしたか?

 日曜日・月曜日に行われた明け3歳の重賞レースは共に1番人気が大敗という結果となり、波乱の結末に。

 とは言え、戦歴の浅い馬たちゆえ、その可能性があると言えばあり…あとの祭りではありますが、馬券としては経験値と追いきりの動きを軸に判断すべきだったなぁ〜と、後悔。

 と同時に、やはりジャスタウェイ産駒の間隔が近い中での2戦目の難しさを感じました。

 今回のルーツドールにおいては、パドックでのテンションは明らかに新馬戦とは違い高くはなっていましたが、あの時点では発汗もなく常歩で我慢もきいていたので大丈夫かな?と思ったのですが、返し馬では背中をそっての走りでしたし、何よりもゲート裏での発汗が凄く、パドック時とは別馬状態に。

 フジテレビ「みんなのKEIBA」でモニターを見ながら井崎先生とも、「精神面に不安ですね…」と話をしていましたが、レースにおいても終始集中できていない走りに見受けられました…。

 となると、次が大事な1戦に。陣営も今後、試行錯誤をしながらとなると思いますが、能力を感じるだけに乗り越えてほしいと願います。

 さぁ今週は京成杯となり、注目は何と言ってもアドマイヤセプターの仔、スカイグルーヴでしょう。母・アドマイヤセプターを担当していたのは、現在ディアドラを担当している込山助手。関西ということもあり、ずっと追いかけてみてきましたが、やはりこの血統は気性面がポイント。

 よって個人的には奥手な気もしており、人間がどこまでまてるか?気持ちと寄り添えるか?そんな気がし、あの圧勝劇をみると今回も能力の高さで全てをカヴァーしてしまう気もしますが、でも先週のこともありますし、当日の精神面はギリギリまで注意して観察したい気持ち。

 特に発走がスタンド前。気にかけたいです。

 栗東から状態の良さを感じたのは、ロールオブサンダーとヒュッゲ。

 ロールに関しては、「トビが大きくなって、パワフルさが増した。以前とは違い、食べたものが身になってきた。本当に具合は良い」と藤原助手と担当の西橋さん。洗い場での様子を見ても、雰囲気は古馬のよう。中山コースは初となりますが、持久力を持ち味とする馬なだけに、タイプ的にはあいそうな気がします。

 一方のヒュッゲも、前走あたりからメリハリがでてきており、「もともとがボテッとしやすいタイプなので、使いつつよくなっていますよ」と安田助手。

 やはりこちらも持久力タイプと思えます。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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