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【O.マーフィー×藤岡佑介】第1回『デビューから数年で英トップに いかにして成功をつかんだのか』

  • 2020年01月22日(水) 18時02分
with 佑

▲イギリスの若き天才、オイシン・マーフィー騎手がゲスト (C)netkeiba.com


短期免許(〜2月3日)で来日中のオイシン・マーフィー騎手をゲストにお迎えします。昨年のジャパンCでは、スワーヴリチャードを復活に導く圧巻のレースを披露。2020年の開幕週は、自己最多の1日6勝をマークするなど、その勢いは止まりません。

現在24歳という若さのマーフィー騎手。2013年にデビューし、瞬く間に世界のトップジョッキーへと駆け上がりました。いかにして成功をつかんだのか、その秘密に迫ります。

(取材・構成=不破由妃子)


初めに憧れたのは馬術選手


──今月の『with 佑』は、佑介さんたっての希望により、オイシン・マーフィー騎手にお越しいただきました。

佑介 オイシン、今日はありがとう。

マーフィー こちらこそ、呼んでいただいてありがとうございます。

──つい先日、一緒に飲みに行かれたそうですね。もしかしたら、そこで濃い話をたっぷりしてしまったのかなぁと思っているのですが…。

佑介 いえいえ、真面目な話はまったくしていません(笑)。だから、改めて聞きたいことはたくさんあります。まずはジョッキーになるまでの過程から聞いてみようかな。

マーフィー OK! 僕の叔父さん(ジム・カロティー元騎手)が有名な障害のジョッキーで、子供の頃から叔父さんの活躍をテレビで観ていたんです。

佑介 グランドナショナル(2002年)とか、たくさんビッグレースを勝っているんだよね。

マーフィー はい。でも、僕はジョッキーじゃなくて、馬術の選手になりたかった。

佑介 そうなんだ。そこからどういうきっかけでジョッキーを目指したの?

マーフィー 15歳くらいのときだったかな。叔父さんはすでに調教師に転身していて、調教を手伝いに行くようになったんです。

 ある日、いつものように調教に乗っていたら、馬に持っていかれてしまって、2〜3周で終わるはずが7周もしてしまった(笑)。でも、そのときに「すっごく気持ちいい!」と思ってね。それ以来、毎日のように乗るようになって。

佑介 全力疾走の気持ちよさを知ってしまったんだね。

マーフィー そうなんです。その後、夏休みを利用して、トミー・スタック厩舎やエイダン・オブライエン厩舎で働きました。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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