▲地中海に面したカーニュ・シュル・メール競馬場近くの海岸で(提供:ミシェル騎手)
地方競馬全国協会(NAR)の短期免許を取得して川崎競馬場の山崎裕也厩舎に所属し、1月27日(月)の川崎競馬開催初日から3か月の騎乗を予定しているミカエル・ミシェル騎手。実戦経験のあるフランスの騎手達などから、南関東のレーススタイルについてなどの情報収集にも余念が無かったという。
21日のカーニュ・シュル・メール競馬場での騎乗を終え、南仏からシャンティイに戻って東京に向かう(23日着)。出発前に、ミシェル騎手に来日に向けての現在の心境を聞いた。
(取材・構成=高橋正和)
ルメール騎手、C.デムーロ騎手、ペリエ騎手からのアドバイス
――南関東競馬のイメージはどうですか?
ミシェル 南関東の競馬のビデオを見ました。スピード感があり、キックバックの砂が激しいと思いました。私は初めて札幌で日本のダート競馬に騎乗しましたが、ここでの経験も、再度私を成長させてくれると思います。とても楽しみにしています。
――どなたか騎手の方からアドバイスをもらいましたか?
ミシェル はい。南関東の競馬の経験のある、ルメール騎手、C.デムーロ騎手、そしてペリエ騎手からお話を聞きました。
とてもフィジカルでタフな競馬だと伺っています。そこでの経験は、私にとって、私の将来にとって、重要なものになるだろうとおっしゃっていただいています。
――勝負服のデザインはいかがでしたか?
ミシェル 初めての経験で、とても楽しかったです。明るいブルー、白と赤を用いて、美しいものになったと思います。
――2020年が始まって2週間で2勝を挙げました。来日前、好調ですね。
ミシェル 素晴らしいスタートが切れました。新しいシーズンを日本で戦うために、心も体も準備はできています。
――今回の抱負を伺いたいと思います。また、騎乗期間を通じての目標などはありますか?
ミシェル 私は今回のチャンスをいただいたことに、地方競馬の関係者の皆様、そして山崎調教師と厩舎の関係者の皆様に、心から感謝を申し上げたいと思います。
日本にまた戻ることができ、地方競馬のレースに参加させて頂くことが今からとても楽しみで、興奮が収まりません。
目標は、レースで勝ちたいことはもちろんですけど、日本での新しい挑戦から、様々なことを学んで成長したいです。そして、私の持っている全ての感謝を皆様にお返しできるよう、精一杯頑張ることが一番大切だと思います。
――待っている日本のファンの皆様にメッセージをお願いします。
ミシェル 皆様ご機嫌いかがですか? 私の愛する日本の皆様にまたお会いする日が、本当に待ちきれません。眠れなくて困っています(笑)。応援よろしくお願いします。