▲先週のデットーリ騎手に続き、今回語るのは日本のレジェンドについて (C)netkeiba.com
先週に続き今回も「ユーザー質問」をお届けします。前回は来日時に同居していた、L.デットーリ騎手の超人っぷりを明かしてくれたミルコ騎手。
今回は、武豊騎手&的場文男騎手という日本の二大レジェンドについて、ユーザー質問から、そのすごさに迫ります。
(取材・文=森カオル)
Q「レジェンド武豊騎手も50歳超え。日本人騎手たちの選手生命が長くなっている気がしますが、海外の事情はどうなのか知りたいです。的場文男騎手のように、60歳を超えても活躍している騎手がいるのでしょうか?」(ふらんしすさん)
ミルコ 60歳以上となるとちょっと思いつかないけど、50歳以上はいるんじゃない? ゼニヤッタに乗っていたアメリカのマイク・スミスだって50歳を過ぎているし(54歳)。まだまだ活躍してますね。
──マイク・スミス騎手は、確か去年もGIを勝っていましたね。
ミルコ そうそう、本当にすごい人。彼は別として、最近は50歳を超えたら引退する人が多いね。でも、50歳までなら、頑張ってる人が世界中にいっぱいいる。
──もともと他のスポーツに比べ、ジョッキーは選手生命が長い傾向にありますが、質問にあるように、ここにきてさらに伸びている実感はありますか?
ミルコ うん。最近はさらに長くなったと思う。たぶん昔は違ったと思うけど、今はみんな食事に気を遣ったり、体のケアもしっかりしているからね。その方法も増えているし。
さっきデットーリの話をしたけど、彼も今年で50歳でしょ。彼の場合、あと5年は全然イケそうじゃん(笑)。全然イケる。競馬に乗っているのを見ていると、20年前と全然変わっていないからね。もちろん、若い頃と同じタイムで100mを走るのは無理だと思うけど(笑)。変わらないといえば、豊さんもね。