競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに東京新聞杯出走予定馬の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ケイアイノーテック栗東・平田修厩舎 牡5
▲1月30日撮影
重厚感が出て厚みのある馬体へと完成されてきて、以前よりも筋肉の付き方がしっかり。そのために余裕のある体つきには見せるが、胸、尻と筋肉のラインはしっかりと浮き出ているので問題はない。トモに丸みがあって背中の柔軟性を感じさせる立ち姿。結果こそ出ていないが体調は決して悪く映らず、得意の東京マイルで変わり身があっても。
ドーヴァー美浦・伊藤圭三厩舎 牡7
▲1月29日撮影
筋肉質のアドマイヤムーン産駒らしく、背中が短く首の太いドッシリとした体つき。性格の良さでマイルもこなしているのだろうが、見た目は1400m以下の距離がしっくりとくる。京都金杯当時に比べると、トモに丸みがあって背腰の頼りなさを感じさせず。体のハリや毛づやも申し分なく、使っての良化を十分に感じさせる状態。
プリモシーン美浦・木村哲也厩舎 牝5
▲1月29日撮影
ディープインパクト産駒の牝馬としてはゆとりのある造りで、以前は距離も長めの距離が合う印象を抱いていたが、胸前と腰回りの筋肉が発達したことでイメージは変化。短距離型の姿形となってきた。無駄肉が残りやすく、冬場でもあり余裕を残した状態。だが、この状態の方がテンションが上がらずに落ち着いて競馬に臨むことが可能。