ディープインパクト産駒は過去5年で[2-4-1-7]で、1〜3人気では[2-3-1-3]。もともと京都芝外1800は得意コースだし、上位人気になるぐらいの素質馬は勝ち負けになるとみておくべきだろう。しかもここ2週の京都芝外回りのレースは、ディープの血を引く馬が必ず馬券に絡んでいる。アメリカズカップ6人気1着、ルージュバック1人気1着、ランスオブプラーナ7人気3着と、マンハッタンカフェを父や母父に持つ馬の激走も目につく。(解説:望田潤)
アルジャンナ 母コンドコマンドはシアトルスルー5×3・5でスピナウェイS(米G1・ダ7F)勝ち。母母イヤーリーリポートも北米G2を3勝した活躍馬。母父ティズワンダフルはヒップホップスワンやボーサンシーなどの父。ディープとシアトルスルーのイメージどおりの脚長で、ナスキロ柔いストライドは大箱向き。ダノンキングリーを更にストライドに寄せたイメージか。東スポ杯もラインベックは4馬身ちぎっている。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ギベルティ ヴァンガードやスプリングシーズンの弟で、ミッドサマーフェアやアイスストームのイトコで、母母ストームソングはBCJフィリーズに勝った北米2歳女王。母父ドバイミレニアムは10戦9勝の名馬でディサイファの母父。母父にミスプロ系のスピードが入って先行するオルフェ産駒で、母方のしなやかさ柔らかも受けて、大箱1800がピッタリのストライドで走る。わりと完成度も高いほうか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
グランレイ ダイワキャグニーやフサイチオーレの近親で、3代母トリプルワウはネクストムーヴH(米G3・ダ9.5F)勝ち。ルーラーシップ×ファルブラヴはヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロスになり、JRAに5頭が出走しテトラドラクマやヒシゲッコウなど4頭が勝ち馬になっている。キングマンボとフェアリーキングが強いマイラー体型で、