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【NZ遠征 小崎綾也騎手】ニュージーランドで2勝目&3勝目 新たな可能性も模索 (無料公開)

  • 2020年02月17日(月) 18時01分
海外競馬通信

▲ニュージーランドでの2勝目


ニュージーランドで武者修行中の小崎綾也騎手。年末に現地初勝利を果たしましたが、その後、2勝目3勝目も挙げました。しかし、その間には、痛恨の騎乗停止も…。でも、時間を無駄にはしていられません。精一杯の有効活用をした結果、新たな可能性が広がりました。

(3勝目)
2月6日 Tauranga競馬場
馬場状態 Dead4
(ラチ内から7m)

Race3 一般戦1400m
Bad'n'Bouj (Jacob McKay厩舎)
10頭立て5番枠


トライアルレースの良さを実感


 お久しぶりです。小崎綾也です。

 先日のコラムでご報告した初勝利の後、2勝目も同じリーディング厩舎で勝たせていただきました。続けて2勝することができ、このまま良い流れで次のレースに向かえる! と思っていたのですが、同じ日の別のレースでまた騎乗停止になってしまいました…。

 これまでの騎乗停止とは事象が違っていたので、加重制裁になるようなことはなく、騎乗停止期間は2週間程でした。人馬の安全、また公正なレースの為にも、騎乗停止は避けなければいけないと改めて感じました。

 騎乗停止期間中ももちろん、調教には乗せていただいていました。いつもならレースに騎乗する予定の馬に乗ることが多いのですが、レースの予定が無いとなると、必ず乗らなければいけない馬というのがいなくなります。なので、こういう機会にと思い、別の競馬場や調教施設に乗りに行こうと思いました。

 他の競馬場に所属している調教師さんに連絡を取って「調教を手伝わせてほしいです」をお願いしてみると、みなさん快く受け入れてくださいました。

 色々な調教施設に乗りに行けるのは良い経験になりますし、僕にとっては自分を認識してもらう良いアピールにもなります。今では週に2日、それぞれ別の競馬場に調教に乗りに行っています。

 そしてレースでは3勝目を挙げることができました。勝たせていただいたのはジェイコブ・マカイ厩舎のBad’n’Boujと言う馬です。

海外競馬通信

▲ニュージーランドでの3勝目、手前が小崎騎手


 この馬は未勝利馬なのですが、これまでのトライアルレース、普段の調教、デビュー戦といつも乗せていただいている馬です。こちらに来てずっと乗っていた馬で、勝ったことが初めてだったので、純粋に嬉しかったです。

 トライアルレース、デビュー戦と、しっかり相談しながらレースをこなして、それが身を結んだ感じがしました。こういう時にレースの結果より中身を重視することができる、トライアルレースの良さを感じます。

 引き続き、この馬の騎乗依頼もいただいたので楽しみにしています。こちらと日本のレース、馬、乗り方の違いは自分なりに感じていることもあるので、しっかり対応し、騎乗停止には気をつけてレースに臨みます。

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