競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに阪急杯出走予定馬の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
ステルヴィオ美浦・木村哲也厩舎 牡5
▲2月19日撮影
クビ差しが太く背中も短めでやや寸が詰まった姿形。月日の経過とともに血統的な本質が顕著に出てきた印象だ。昨年は同じ週の中山記念に出走していたが、今年は距離を詰める形での阪急杯。今の体形を踏まえれば納得の選択だ。まだ1週前の動きなどは物足りないが、週末と当週でトモの股部分が張ってくれば問題なし。順調に仕上がっている。
フィアーノロマーノ栗東・高野友和厩舎 牡6
▲2月19日撮影
久々時はレース20日前から始動するのがパターン。追い日はハードに追われており好調時と遜色のない走りを見せている。そのあたりは馬体にも表れており、厚みがありながらも重め感のないシルエット。トモ高の体形は変わらないが、ここに来てようやくキ甲が抜け出したあたりは晩成の血が騒いだと見ていいだろう。6歳でもまだまだ成長している。
クリノガウディー栗東・藤沢則雄厩舎 牡4
▲2月20日撮影
関東遠征後の中2週だが、この撮影後に1週前追いを敢行。新陳代謝がいいのかツヤがあり