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【四位洋文騎手・引退特集】四位先輩ありがとうございました!! 後輩騎手からの感謝メッセージ/第3回

  • 2020年02月28日(金) 18時02分
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▲後輩騎手9名から四位騎手への感謝のメッセージ


2/29の阪神開催で、30年に及ぶ騎手生活にピリオドを打つ四位洋文騎手。netkeibaでは全3回の「四位洋文騎手・引退特集」を実施します。

3/1付で調教師に転向してからも、これまでと変わらず競馬場やトレセンにはいるものの、後輩ジョッキーたちからは「正直、寂しい」との声が聞かれました。さらに、続々と出てくるエピソード。憧れの四位騎手に聞きたいことがあってお風呂での待ち伏せや、ダービー制覇が嬉しくて泣いた話などから「ジョッキー・四位洋文」のすごさが改めて伝わってきます。

今週は新型コロナウィルスの影響で、無観客競馬。競馬場で聞くことのできない後輩ジョッキーたちの四位騎手への思いをぜひご覧ください。

※五十音順

(取材・構成=大恵陽子、写真=大恵陽子、netkeiba.com)


秋山真一郎騎手『四位さんと2人になるためにお風呂で…』


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 ダンスパートナーで勝ったエリザベス女王杯がすごく好きで、こないだも見ていました。僕がジョッキーになった頃、乗り方がめちゃくちゃカッコよくて憧れました。フォームやムチの使い方を真似しましたね。

 北海道とかで2人きりになるタイミングを見計らって、いろいろと教えてもらいました。お風呂とか、僕はそんなに長く入らなくていい方なんですが、「四位さん来たからもうちょっと入っていて、聞こう!」とか。でも、昔はホントに怖くて、目からビームが出ていました(苦笑)。今はそこまでではないです。

 土日ともに乗って引退だと思っていて、「日曜日は阪神だからちょうどいいな」と思っていたんですけど、まさかの土曜日での引退。引退式に行けないのが本当に残念です。


池添謙一騎手『ウオッカの日本ダービーで“勝手に涙が”』


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 デビューした日、福永先輩から四位さんを紹介していただいて挨拶に行きました。その時からお世話になっていて、競馬の技術もそうですし、色々教わった先輩です。正直、自分の中では「寂しい」というか、まだジョッキーでいてほしいという気持ちが占めています。

 四位さんがウオッカで日本ダービーを制覇された時は一緒にレースに乗っていて、検量室で戻ってくるのを待っていたんですが、出迎えた時になんか勝手に涙が流れてきて。「なんで泣いてるねん」って言われたのを覚えています(笑)。それだけ嬉しかったですし、その後に自分が日本ダービーを勝った時も表彰式が終わるまで待っていてくれて、「よかったな」って言っていただきました。その後、一緒に食事をしてお祝いもしてくれました。

 だから、自分の中では「ジョッキー・四位洋文」なので、調教師というのがあまりイメージつかなくて、「まだジョッキーでいてほしいな」っていうのが今の気持ちです。終わった後に僕がどう思うかとかはあんまり関係ないんでしょうけど、なんかね、どんな気持ちになるのかなって思っています。


酒井学騎手『プライベートでも2人で食事に』


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 一番かわいがってもらって、公私ともにお世話になった先輩です。デビュー当時は怖くて話しかけられないくらいの方でしたけど、たまたま1つ上の先輩に「四位さんとご飯行くけど、行くか?」って誘ってもらって、そういうのを繰り返しているうちに食べることやお酒が好きだっていう共通点がいろいろあって、プライベートでも2人で食事に行くくらいまで仲良くしてもらうようになりました。

 馬に向かう姿勢が一番尊敬できるところです。「何よりも馬が一番」っていうのは本当に教わりました。馬がいてこその仕事ですし、馬を一番大事にしてあげなきゃいけないっていうのは四位さんを見ていて強く思うようになりました。

 正直な話、「まだ一緒に乗っとこうよ」っていうのが一番の本心ですけど、調教師試験に向けてがんばられている姿もずっと見ていますからね。そういうのを思えば、調教師になれてよかったなとも思いますが、一番強いのは「寂しい」って気持ちです。

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