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【金鯱賞】注目ポイントは気候・寒〜涼の実績/三宅誠

  • 2020年03月13日(金) 18時00分

17年は1番人気のヤマカツエースが勝利も、2着に7番人気、3着に13番人気が入り波乱に(c)netkeiba.com


 大阪杯の前哨戦として、3月開催に移行されて4年目の金鯱賞。

 17年は7番人気のロードヴァンドールが2着、13番人気のスズカデヴィアスが3着に入り、3連単192,050円の高配当になるなど、波乱も期待できるレースです。ここでは3月開催となった2017年からの3年間に加え、同条件の2012年〜2016年の中日新聞杯の結果も含めた計8年間の気候成績から、激走が期待できる馬を抽出していきます。

・過去8年の人気別成績
・1番人気馬【3・1・2・2】
・2番人気馬【1・1・1・5】
・3番人気馬【0・1・1・6】
・4番人気馬【0・0・1・7】
・5番人気馬【2・1・0・5】
・6番人気馬【1・0・1・6】
・7番人気〜【1・4・2・72】

 1番人気は3勝を含む4連対、複勝率75%と信頼度は高め。17年以降は馬券内を外したことはない。一方、激走馬は8年間で9頭と、1年に1〜2頭のペースで出現している。

 1番人気と共に、馬券に絡んでくる激走馬に注目。

〇注目ポイント
1.激走馬9頭中8頭が気候/寒〜涼で3勝以上。

12年 2着 9人気 ダンツホウテイ   寒〜涼[4・4・4・9]
14年 1着 10人気 マーティンボロ   寒〜涼[3・1・2・4]
15年 3着 6人気 マイネルミラノ   寒〜涼[3・2・0・7]
16年 2着 9人気 ファントムライト  寒〜涼[4・2・2・5]
   3着 13人気 レコンダイト    寒〜涼[3・0・3・7]
17年 2着 7人気 ロードヴァンドール 寒〜涼[3・0・2・3]
   3着 13人気 スズカデヴィアス  寒〜涼[4・1・0・8]
18年 2着 8人気 サトノノブレス   寒〜涼[3・2・4・8]

2.激走馬9頭中4頭が、芝2000m以上の重賞で連対実績あり。

〇まとめ
1.気候/寒〜涼で2勝以上の馬。
2. 芝2000m以上の重賞で連対実績のある馬。

〇注目馬
・ラストドラフト
・ギベオン
・サトノガーネット

 気候/寒〜涼[2・1・1・2]に好走集中、寒くなっての連続好走、冬馬らしい戦績となってきたラストドラフトを推奨します。冬に逆戻りの当日の気候もプラスです。前走は故障馬の影響あっての3着、中日新聞杯2着の舞台に戻って楽しみです。



■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
 季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。

 独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。

「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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