ここ3年はアルアイン、ウーリリ、ギベオン、サトノアーサー、ヴァンドギャルドと、ディープインパクト産駒が上位を賑わせている。きさらぎ賞もそうだが、3歳春の大箱1800m重賞はディープの素質馬に逆らいにくい舞台といえる。言い換えれば人気馬が順当に好走しやすいレースでもあり、19年は3-2-1人気、18年は1-2-3人気、17年は2-1-7人気の順に入線。ちなみに1〜3人気に支持されたディープインパクト産駒は[3-4-3-3]。(解説:望田潤)
アルジャンナ 母コンドコマンドはシアトルスルー5×3・5を持ちスピナウェイS(米G1・ダ7F)に勝った。母母イヤーリーリポートは北米G2を3勝。ディープ産駒で母系にストームキャットとリローンチが入るのはコントレイルやダノンキングリーと同じ黄金配合だ。脚長でしなやかすぎるほどのストライドで、追って瞬時に加速できない面はあるのだが、ワンターンの大箱は合っているしきさらぎ賞もゴール前の伸びは目立っていた。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
サトノインプレッサ 母サプレザはパン賞(仏G3・芝1400m)とパレロワイヤル賞(仏G3・芝1400m)の勝ち馬で、マイルCSには3度来日して3着、4着、3着だった。その父サームはニッカボッカーH(米G2・芝9F)などに勝ったミスプロ系。サプレザの