大事なのはその「並べ方」
桜花賞といえば、まずはなんといってもチューリップ賞組。いまは阪神芝1600mが枠順による有利不利の少ないコースになり、外回りコースの直線の長さは流行りの血統を持つ上位人気馬にとって有利な条件になっている。
紛れが少なくなると阪神JF→チューリップ賞→桜花賞で好走馬が似てくるのは当然なのだが、かといってチューリップ賞組を前走着順の通りに買えばよいかというとそうではないのが競馬の難しいところだ。
以下は、阪神が新コースになって以降の桜花賞(2007年以降)のチューリップ賞組における、前走着順別成績である。
勝ってきた馬は半分以上が馬券に絡んでいるが、人気にもなるので回収率はそれほどでもない。むしろ複回収率が良いのは負け組だ。
チューリップ賞8着だったプリンセスジャック(桜花賞14番人気3着)や同11着のクルミナル(桜花賞7番人気2着)のようなタイプは的中頻度を考えると狙いづらいが、惜敗組を狙うだけでも十分期待値は上がる。
もちろん別路線組の食い込みについても考えなくてはならないが、まずチューリップ賞組についてその「並べ方」を考えたい。