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【マイラーズC】軽い馬場で行われる3回京都に向く馬を狙う

  • 2020年04月21日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はダノンプレミアムが力の差を見せつける完勝だった(c)netkeiba.com


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 年明けから行われた1、2回京都開催の芝は前年(2019年)秋開催の前半で雨の影響をうけた日が多かった影響が残り、路盤の状態が悪かった。

 私が独自設定している馬場コンディションでは、約9割のレースの馬場コンディションを「稍重い」もしくは「重い」と判定。重く、馬にとっては走りづらい馬場の状態だった。

 しかし、今週から開幕する3回京都の芝は、週末に雨が降らない限りは「軽い」馬場で行われるだろう。

 年明けが重い馬場であっても、2ヶ月間、芝生、路盤を回復させる期間がある。この時期は野芝の成長も著しい。前開催で路盤が傷んでいても、回復するのだ。

 昨年3回京都開催の芝は全てのレースが「軽い」馬場コンディションで行われた。昨年は終始天候に恵まれて気温も高かった。週中の雨や散水などで湿っていた場合でもすぐに乾くためだ。

 今年は昨年に比べれば路盤の傷みが残る可能性はある。それでも、当日の雨などによる悪化がない限りは8割以上のレースは「軽い」馬場コンディションで行われるだろう。

 近4年のマイラーズCも馬場コンディション「軽い」もしくは「稍軽い」の間で行われた。先行や内を通る馬が有利になりやすいレースになる。

馬場虎太郎

前走より1F延長により先行しやすくなるフィアーノロマーノ(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 フィアーノロマーノの前走阪急杯はトラックバイアス「超差し有利」。

 二桁位置取り馬が恵まれたレースで道中促して前めを追走。被されて前が塞がる不利も受けたが、それ以上にトラックバイアス、展開がこの馬には向かなかった。

 近2走はどちらも1400m。今回は1600mに距離が伸びることによって楽に先行できる。素早く反応できるタイプではないので、馬群のなかにいるよりも、先行して自分のリズムで走らせるほうが高いパフォーマンスを発揮する。

 GIIで安田記念の前哨戦ながら、インディチャンプを除けばオープンやリステッドと大差ないほどの小粒なメンバー構成。能力も通用する。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のマイラーズCの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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