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先週の競馬、そして今週の天皇賞・春

  • 2020年05月01日(金) 12時00分

自身と向き合い勉強になるいい機会


 皆さん、どう過ごされていますか?

 私は、ほぼ毎日ステイホーム状態。

 小学校が休校となっている6歳児もおり、日によっては丸一日、家からでないことも。

 もともとインドア派なので、さほど苦にならないとはいえ週1回のヨガもいけず、トレセンへの取材にも行けず、週末に会っていたフジテレビのメンバーにも会えない日々は、本当に寂しいもの。

 私同様に仕事をストップしている知人は、精神が乱れないように、夜、コソッと1人散歩をして気持ちを保っていると話す子や、この際に免疫力を上げる食事作りに励んでいる友達も。またその一方で、とにかく酒の量が増えて毎晩呑んでばかりと話す呑み仲間の声も…。

 人それぞれ選択も様々ですが、こういった時にこそ見えてくることや自分自身の歩みを振り返って反省すべきことも多く、ある意味では勉強になる機会でもありますね。

 さて話は先週のフローラSについて。

 注目の良血馬スカイグルーヴが5着という結果に。2桁の体重減もありましたが、パドックでは細すぎる印象は受けませんでしたし、テンションも我慢できている範囲かな? と思えたのですが、レースではルメール騎手をもってしてでも掛かってしまう状況。やはりこの一族は折り合いを含めての気性が難しいことを改めて感じました。

 こうなると今後は距離を短縮してとなってしまうようにも思え、いろんな意味で残念な結果と感じる1戦でした。

 一方、京都のマイラーズCはインディチャンプが圧巻の強さ。やはり4つのコーナーの1800mよりはワンターンのマイルがベスト条件ですね。

 さぁ今週は春の天皇賞となります。

 中心はルメール騎手騎乗フィエールマンでしょう。有馬記念は凱旋門賞帰り後ということもあったのか、パドックでの歩様は首をかしげるものでした。しかしその状態で4着。改めてポテンシャルの高さを感じるものでした。

 しかも今回の様子は、今までの中でも1番と思えるほどユルサを感じさせない馬体。逆を言えば、体が動きすぎるぶん折り合い面が大変にもなりそうですが、そこはコンビを組んできたルメール騎手。大崩れはないように思えます。あとは天気次第なところも。

 良馬場となればミッキースワローへの魅力が増します。あとは具合の良さそうなトーセンカンビーナやメイショウテンゲン、そして厩舎的に友道厩舎の2頭は気になります。やはり長距離は厩舎の手腕がより問われるところもあり、そういった意味で軽視は禁物のように思えます。

 それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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