東京芝2500の重賞といえば目黒記念とアルゼンチン共和国杯で、スワーヴリチャード、フェイムゲーム、シュヴァルグラン、タイセイトレイル(いずれも父ハーツクライ)、ムイトオブリガード(父ルーラーシップ)、ウインテンダネス(父カンパニー)、ノーブルマーズ(父ジャングルポケット)、アルバート(父アドマイヤドン)と、トニービンの血を引く馬がよく好走するのはイメージどおり。取り上げた5頭では、ウラヌスチャームとゴールドギアがトニービンの血を引く。(解説:望田潤)
ウラヌスチャーム母アメジストリングはクイーンS3着。3代母オプティミスティックギャルは北米G1を6勝した。ルーラーシップにナスキロ血脈とナスペリオン血脈を重ね、配合どおりしなやかで緩慢なストライドで走る。自ら動いて差せるようになってきたが、それにしても前走は気合いを付けてハナに立ち、スローに落として逃げ切ってしまうとはビックリ。ああ上手くいくとは思えないが、東京コース自体は合っている。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
ゴールドギア母ギンザボナンザはアネモネSなどJRA5勝。牝祖アドラーブルはオークス馬で産駒にエモシオン。ロードカナロア×ハーツクライはトロワゼトワルやケイデンスコールなどが出たニックスだが、