例年阪神外回りでヌレイエフのナタの斬れが強いレースだが、今年は中京芝2200での施行。中京芝2200の種牡馬成績をみると、最多勝はディープインパクトで[20-17-13-120]。しかし連対率や単複回収値は[15-15-15-88]のハーツクライのほうが高い。他ではディープブリランテ牡駒が[4-3-1-6]と好成績で、7頭出走し5頭が連対している。
中京芝2200の母父で優秀なのはキングカメハメハで[4-2-2-12]、中でもハービンジャー×キングカメハメハはマサハヤダイヤやジャーミネイトが大穴をあけており注。シンボリクリスエスも優秀で、特にハーツクライ×シンボリクリスエスは出走4頭全てが連対実績がある。(解説:望田潤)
グランデマーレ シュペルミエールの甥で、母グランデアモーレはJRA4勝。3代母グレイトフィーヴァーの産駒にアーデント、シャルール、ラブラバードがいる。ロードカナロア×ネオユニヴァースはジョーカナチャンやニューポートなどと同じ。この牝系らしい手堅い中距離馬で、後駆のつくりなどは母父ネオユニヴァースの影響も強く、小回りで器用に立ち回れるタイプでもある。ここは長期休養明けがどうかだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
コントレイル 母母フォルクローレは北米2歳女王。母系にアンブライドルズソングとストームキャットとリローンチが入るディープ黄金配合ド真ん中で、母ロードクロサイトはファピアノとインカンテーションのクロスを持ち、この黄金配合の根拠を更に増幅している。ダノンキングリーと似たタイプだが、こちらのほうが締まりが強く強靭で3歳時の完成度も高い。ここは菊をにらんで、ジックリ折り合ってナデ斬るケイバか。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎
ターキッシュパレス イトコにイスパーン賞(仏G1・芝1850m)のラヴェロックやキャンディストームがいる牝系。母父ディクタットはウォーニング産駒のマイラーでクルーガーの母父。父ゴールデンホーンは英ダービーや凱旋門賞など9戦7勝2着2回の名馬。ダーレーの欧州血統らしい重厚なストライドで走り、