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【ユーザー質問】「ディープ産駒の新馬に乗るときは…」ミルコ騎手の意外なホンネ

  • 2020年09月22日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲ミルコ騎手が語る、ジナンボー&新馬シュトゥルーデルの手応え (C)netkeiba.com


今週はいただいた質問を通じて、気になる二頭の話題をお届けします。最初にピックアップするのは、アパパネの仔ジナンボー。実は、ジナンボーとの相性抜群のミルコ騎手。前走の新潟記念は2着でしたが、この馬の魅力も課題も熟知。念願の重賞勝ちへ…秘策はあるのか!?

そしてもう一頭が、ディープインパクト産駒の新馬シュトゥルーデル。デビュー戦は4着でしたが、馬名がイタリアに関係することもあって、ミルコ騎手の気持ちもひとしお。実戦を終えた手応えを語ります。

(取材・文=不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で行いました。


Q「新潟記念のジナンボーは惜しかったですね。アパパネが大好きだったのでデビューのときから応援していて、ミルコ騎手との相性は抜群だと思っています。絶対に重賞を勝ってほしいと思っているのですが、なにか秘策はありますか?」(りゅうさん)


ミルコ 僕もいろいろ考えて、あの競馬も作戦のひとつだったけど、最後はやっぱり去年と一緒になってしまった(昨年の新潟記念もタイム差なしの2着)。最後にちょっとフワッとするね、最近は。

──スタート後には、外の馬に少し寄られる不利もあって。

ミルコ そうですね、ちょっとだけ。スタートが大事だと思っていたので、そこは気を遣いました。出るには出てくれたんだけどね。そのあとちょっと狭くなったときに噛んでしまったから、馬の安全のために下げたけど、僕は全然焦っていなかった。

 1頭だけ内を走ったのは、性格が難しいからじゃないよ。すごく賢い馬です。

──最後にフワッとしてしまうということは、最後まで併せる形だったら……。

ミルコ そう、そういう展開だと頑張れる。ひとりになると、フワッとしてしまうから。だから、そうならないようにするのが作戦ですね。

 この前は僕、直線の真ん中くらいに行ったでしょ?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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