今、巷で話題沸騰中の『クツシタヌゲタ』。インパクト抜群の名前に加え、この夏からはキュートなメンコも着用し、目の離せない1頭です。
クツシタヌゲタは大井競馬場の森下淳平厩舎に所属する4歳の男の子。お父さんがサウスヴィグラス、お母さんは中央と南関東で走ったオボロヅキという血統。
7月28日の大井競馬場のレースで「クツシタヌゲタ」メンコを着用した「クツシタヌゲタ」(撮影:高橋華代子)
森下調教師にクツシタヌゲタの名前の由来を聞いてみました。クツシタヌゲタは4本の脚の3本に白があり、右前脚だけ白がないため、靴下が1足だけ脱げているような模様に見えることから、江馬由将オーナーの奥様が名付けられたそうです。なんというユーモアたっぷりでチャーミングなお名前なのでしょう!!!
この夏から着用している個性的なメンコも、オーナーサイドがデザインされたもの。正面には、靴下のイラスト、ヌゲタはカタカナ。色合いは森下厩舎カラー。
とっても愛らしい「クツシタヌゲタ」。これからどんどん人気者になって欲しいです!(撮影:高橋華代子)
クツシタヌゲタは昨年5月に3歳デビューしましたが、それ以降は休養も挟みながら2勝を挙げています。
「大きなストライドで柔らかみもあってすごくいいものがある馬です。キャリアが浅い分、まだ精神的な脆さもありますが、力通り走れた時は良い内容の競馬をしてくれています。身体能力は高いものがありますが、経験も含めてまだまだこれからの馬なので、上手に調教をしていけたらと思います」(森下調教師)。
デビューからコンビを組んでいるのは御神本訓史騎手。「クツシタヌゲタメンコ」を着用して果敢に走る「クツシタヌゲタ」(撮影:高橋華代子)
クツシタヌゲタの性格は、スイッチが入るとカーッとしやすいところもあるそうですが、普段は扱いやすい馬だそうです。厩舎では、『クツシタ』または『ヌゲタ』と呼ばれているそう。
大井競馬場でも新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客競馬が続いていましたが、現在は人数制限付き(事前抽選)で、一般のお客様の入場が始まっています。こういう時代だからこそ、『クツシタヌゲタ』のクスッと笑えるユーモアたっぷりな名前とメンコで、たくさんの人たちを明るく元気に楽しくさせて欲しいなぁと思います!!!