【スプリンターズS予想】無難な選択肢が結局正解!?
穴党には夢のない話だが…
スプリンターズSは、前走時点で既に上位人気に推されていた馬が強い。過去10年で前走4番人気以内は[9-8-7-66]、5番人気以下は[0-1-3-51]。4と5のところで切り分けるとして前走4着以内だと[8-6-6-55]、5着以下は[1-4-4-65]なので、前走着順と同じか下手をするとそれよりも前走人気が参考になるとも言えるわけだ(以上の成績は日本調教馬のみ)。
そして穴党には夢のない話だが、「前走上位人気で上位着順」の馬は結局強い。前走4番人気以内かつ4着以内の馬は[8-6-5-41]で回収率が単65%・複103%。前走重賞組限定なら[8-6-4-37]で単71%・複106%となる。
もう少し絞って2番人気以内かつ2着以内とすると、[5-3-4-18]で単75%・複113%。重賞限定だと[5-3-3-15]で単86%・複116%。実はこのグループだと前走GIII組が[1-0-2-10]と少し脚を引っ張っているので、GIとGIIに限定すると[4-3-1-5]で単87%・複163%。当たり前といえば当たり前だが、強い。複勝率は61.5%だ。
スプリント戦の場合、メンバー相互の直接対決が多く、しかも予選としてのサマースプリントシリーズである程度勝負付けが済んでいるので、こういうことになりがちなのだろう。
今回の登録馬で前走重賞4番人気以内かつ4着は5頭。2番人気以内かつ2着以内だとモズスーパーフレア、ライトオンキュー、ダノンスマッシュの3頭が該当(グランアレグリアは安田記念3番人気)。モズスーパーフレアとライトオンキューはGIIIからなので、GII以上というとダノンスマッシュだけということになる。
プレップに強くて本番に弱いタイプの馬なのでどうしても1着前提の馬券は買いたくないのだが、例えば「勝ち切れそうな馬」→ダノンスマッシュ←→「1着候補以外も含むシルシ対象馬」といった3連単は正解への早道なのかもしれない。