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イチゴショート

  • 2020年10月12日(月) 18時00分
 9月25日の大井競馬場で行われた新馬戦に、とってもキュートなメンコをした芦毛馬が登場しました。「イチゴショート」という名前の2歳の女の子。大井競馬場の小林牧場に厩舎を構える小野寺晋廣厩舎所属馬。お父さんは芦毛のエイシンヒカリ、お母さんのトゥルビネもネット競馬の写真投稿を見ると芦毛だったのですね。

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▲イチゴショートのデビュー戦。何とも愛らしい姿(撮影:高橋華代子)


「イチゴショート」は、芦毛好きで愛馬心の強い大塚謹吾オーナーが、芦毛につけたい名前として温めてきたそうで、名前とメンコだけではなく、全体がイチゴショートケーキ風に演出?!されているそうです。馬をスポンジに例え、騎手は苺風に赤い勝負服(地方競馬は騎手の勝負服があります)。

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▲苺役?!の赤を基調にした勝負服・大木天翔騎手を背にするイチゴショート(撮影:高橋華代子)


 イチゴショートとコンビを組むのは、昨年デビューした若手の有望株の1人、大木天翔(おおきかける)騎手。三坂盛雄厩舎所属の騎手です。赤を基調とした勝負服を着用。

 余談になりますが、大木騎手は空手初段の持ち主で、学生の頃には全国大会のチャンピオン経験もあります。礼儀正しく心優しきナイスガイ。今回、イチゴショートケーキの苺の役割?!としても抜擢されました。

「騎乗依頼を頂けたということが素直にうれしいです。普段の調教にも乗せて頂いていますが、かわいいけど、結構ヤンチャな馬ですね。新馬戦はペースが速くなってしまい展開は向きませんでしたが、2戦目は内で我慢をしていい感じで進められました。名前はかわいいですが、気性が強いので砂も嫌がらないです」(大木騎手)

 新馬戦は外の4、5番手を追走するのも伸びきれず7着。2戦目は中団の内からジッとして進めていき最後は伸びて4着と、競馬内容自体が一変しました。

 大井競馬場も人数制限付きですがお客様の入場が再開しています(事前抽選制)。愛らしいイチゴショートの姿を写真に収める人も見かけました。ちなみに、厩舎での愛称は「イチゴ」だそう。

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▲名前のイチゴショートから、メンコにも大きなイチゴがのったショートケーキのイラスト入り(撮影:高橋華代子)


「かわいいだけじゃなく人気に負けないような実力がついていってくれればいいなぁと思っています。まずは年内1勝を目指して頑張っていきたいです」(小野寺調教師)

 ケーキのイチゴショートのように、これから長く愛され続けて欲しいなぁと思います!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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