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【京都大賞典】“きめ細かくて繊細”川田騎手の馬に優しい騎乗

  • 2020年10月15日(木) 18時00分
哲三の眼

3番人気グローリーヴェイズが快勝!(C)netkeiba.com


京都大賞典は3番人気グローリーヴェイズが勝利。昨年12月の香港ヴァーズ以来と10カ月ぶりとなる嬉しい勝利でした。鞍上の川田将雅騎手とは今回が初コンビでしたが、哲三氏も「ずっと安心して見ていられた」と、これ以上ないくらいの絶好のレースだったと語ります。川田騎手の「馬に優しい」騎乗とは? 哲三氏が解説します。

(構成=赤見千尋)

将雅君は大胆に乗るイメージがあるかもしれませんが…


 京都大賞典は3番人気だったグローリーヴェイズが好位から危なげないレース運びで勝利しました。これ以上ないくらいの絶好のレースだったと思いますし、鞍上の(川田)将雅君にとってはやりたいことが全部出来たのではないかと感じます。

 まずはゲートで遅れないことから始まって、ポジションも前に行き過ぎず後ろ過ぎず、ちょうどいいところにハマって、前との距離感もあり、後ろとの距離感も途中で突かれたりしないポジショニングでした。

 僕はグローリーヴェイズを本命にしていて、レース中ずっと安心して見ていられましたね。おそらくは陣営もそういう風に、この競馬で負けたらしょうがないなという部分と、この競馬だったら負けないなと感じていたのではないかと想像しています。

 前走の宝塚記念ではリズムが崩れて17着と惨敗しましたが、そこから立て直してというレースで、馬が気持ちよく走っているように見えました。そこは馬場や展開などの違いだけではなく、将雅君のいつも通りの馬に優しい走らせ方というのがあるのではないでしょうか。

 何を持って「馬に優しい」とするかはそれぞれ違う意見もあるかと思いますが、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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