前走逃げの馬が有利となるのか…
天皇賞・秋は登録時点で12頭。頭数が少なくなるというのはレースの紛れが少なくなるため、有力馬に有利とも考えられる。
なにか突破口があるとしたら「逃げる馬」だろう。今回は2010年以降の東京芝2000m・12頭立て以下・2勝クラス以上を前提にデータをご紹介したい。
まず、その条件における位置取り別成績は、
結果として逃げたり先行した馬が好成績というのは、たいていの条件下でそうなるものなので、これ自体に大きな意味はない。一方で、当該レースに出走した馬を「前走の位置取り」で見るとどうなるか。
こちらでも「前走逃げていた馬」の成績は良い。これはすべての条件に言えることではなく、多くの条件下では「前走前に行っていなかったのに今回は前に行けた」という馬が好配当を出すので(そしてそれを予知するのは難しい)、ファンにとってはやりやすい条件ということになる。
このままあてはめて、単純に前走逃げているということならジナンボーが該当。もう少し広げて前々走逃げだとダノンキングリーがいる。肝心なのは今回逃げるということだしこの2頭は生粋の逃げ馬というわけではないのだが、もし腹をくくってくれるなら馬券上重要な存在になってくれるのではと期待している。