【ファンタジーS予想】新馬・未勝利組の良いパターン
手がかりの少ない組だが…
ファンタジーSは過去10年、新馬・未勝利を勝ってきた馬が合計で[6-3-4-43]に対し、前走重賞組が[4-3-3-13]。それに対して1勝クラス組[0-3-0-28]、オープン特別組[0-1-3-25]は中途半端な存在になっている。
今年4頭しかいない前走重賞組に注目するのが手っ取り早いが、8頭いる新馬・未勝利組はなにかしら馬券に絡んできそうで、しかも過去10年6勝(新馬組と未勝利で3勝ずつ)だから、1着まで来る可能性もある。
ではその新馬・未勝利組からどの馬を選ぶべきか。手がかりの少ない組だけに、どうしても雰囲気で選びがちになる。思いつくのが「多頭数のレースを勝ってきたほうがよい」「逃げずに勝ってきたほうがよい」「ちぎってきたほうがよい」といったものだ。
ファンタジーSについて言うと、まず前走の頭数はほぼ関係ない。前走の頭数別に成績を見ても、特に偏りは無い。
逃げずに……はある程度正しい。過去10年、前走で新馬・未勝利戦を逃げ切った直後にファンタジーSへ駒を進めた馬は[1-0-0-11]で、1勝も10年前のマルモセーラと古い例だ。
前走着差は、つけてくるにこしたことはない。タイム差なし組は[0-0-1-9]なのに対して0.1〜0.2秒組は[2-1-2-22]、0.3〜0.5秒組は[2-0-1-11]と複勝率が上がり、0.6秒以上の着差をつけてきた馬は[2-2-0-1]と5頭中4頭が連対している。
今年はストライプが0.7秒差勝ちで、ミニーアイルが0.5秒差勝ち。ともに前走は逃げ以外の競馬だ。未勝利組なのでそれほど人気もしないだろう。他にはスーパーウーパーの新馬戦0.3秒差勝ちがあるがこれは逃げてのもの。他の新馬・未勝利組5頭は前走タイム差なし。こうなるとストライプ、ミニーアイルに注目せざるをえない。