17年はグレイルとタイムフライヤー、ハーツクライ産駒のワンツー。この2頭は母系にロベルトの血を引くので内回りを捲り差す脚があった。他にもクラージュゲリエ、ドレッドノータス、ミヤマザクラ、ダノンメジャー、ロールオブサンダー、ケイティクレバー、ベストアプローチと、とにかくロベルト持ちの好走が毎年目立つ。今年は阪神内2000での施行なので、なおさらロベルトのパワーには注意を払いたい。取り上げた馬では、グラティトゥー、グロリアムンディ、ダノンドリーマーがロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
グラティトゥー ラトルスネークの甥で、母母ワシントンシティはチリオークスなどに勝ったチリ3歳女王。エピファネイア×ディープインパクトはアリストテレス、ムジカ、オーソクレースと同じ。細身で非力で晩成に出やすい配合だが、本馬はそんな面はあまり見られず、ヘイロー≒サーアイヴァー≒レッドゴッドのニアリークロスを重ね、内回りの機動力もあるタイプだ。良でも前走ぐらいはやれるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
グロリアムンディ ナイントゥファイブの半弟で、母ベットーレはカルロキエーザ賞(伊G3・芝1200m)勝ち馬。その父ブルエアフォースはパレロワイヤル賞(仏G3・芝1400m)勝ち馬。そこにキングカメハメハで