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【チャンピオンズC予想】急坂でヌレイエフとロベルトのパワー 穴ならヴァイスリージェント系の差し

  • 2020年11月29日(日) 18時00分
チャンピオンズCは急坂つきのダ1800だから、ヌレイエフ(クリソベリル、ゴールドドリーム、サンビスタ、アウォーディー、インティ、コパノリッキー)とロベルト(ルヴァンスレーヴ、テイエムジンソク、サンライズソア、コパノリッキー)の血を引く馬たちがよく走っているのは順当といえる。いっぽう、近5年で6人気以下で馬券に絡んだ馬は6頭いるが、うちゴールドドリームとサウンドトゥルーとアスカノロマンはデピュティミニスターの血を引き、サンビスタとウェスタールンドはデピュティミニスターの父ヴァイスリージェントの血を引いていた。また6頭のうち4頭は4角6番手以下からの差し追い込みで、ヴァイスリージェント系の血を引く馬の差しが穴。一週前登録で該当するのはゴールドドリーム(母父フレンチデピュティ)とサトノティターン(母父デピュティミニスター)で、たしかに届けば穴ですかね。(解説:望田潤)

アナザートゥルース
サウンドトゥルーやルールソヴァールの半弟で、母母キョウエイヨシノはJRA4勝。父アイルハヴアナザーは北米二冠馬でマイネルサーパスやメイショウワザシなどの父。アイルハヴアナザー×フジキセキはマイネルユキツバキと同じ。アイルハヴアナザー産駒らしいパワー型中距離馬で、ダイオライト記念を見てのとおりスンナリ先行ならしぶとい。GIで好走するにはあれぐらい展開利がほしい。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

アルクトス
タマモクリエイトの甥で、母母コンキスタドレスはアシュランドS(米G1・ダ8.5F)2着。父アドマイヤオーラは弥生賞馬だが、アグネスタキオン産駒なのでノボバカラなどダート巧者を出す。本馬は母が父母相似配合でこの影響も強く、シンボリクリスエスとシーキングザゴールドのダート馬だから大箱向きの長めマイラー。南部杯は驚異のレコ勝ちで、渋った馬場は[4-1-0-0]。ここも高速戦が希望。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○

インティ
フロリダダービー2着ブルーバーナーなどが出る牝系で、母キティはJRA4勝(ダ1700〜1800)。父ケイムホームはタガノトネールやヒザクリゲなどを出すスピード型。ゴーンウエストとアフリートとストームキャットのスピードを活かした配合で手先は軽いが、後駆や飛節はアリダー的に強靭だ。アフリートの血を引くので揉まれると淡白になってしまうし、今は1800のほうがスンナリ先行しやすいだろう。昨年3着の再現を。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○

エアアルマス
エアファンディタの半兄でエアマックールの甥。3代母エンジェリックソングはグロリアスソングやデヴィルズバッグの全妹にあたる超良血で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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