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【阪神JF予想】クラシック直結の2歳女王決定戦 サドラーの血を引く大物探し

  • 2020年12月06日(日) 18時00分
昨年は馬単2万馬券の波乱になったが、勝ったレシステンシアは3歳春も大活躍で全くフロックではなかった。ラッキーライラックはGIを勝ちまくり、ソウルスターリングはオークスに、メジャーエンブレムはNHKマイルCに勝った。ここ5年の勝ち馬でいうと、ダノンファンタジー以外の4頭は3歳になってからもGIで勝ち負けしている。そしてこの4頭には血統的な共通点が一つあり、それはサドラーズウェルズの血を引くこと。登録馬では父モーリスのインフィナイトとシゲルピンクルビーとジェラルディーナ、母父マムールのサルビア、父リオンディーズ母母父フレンチグローリーのナムラメーテル(4×4)がサドラーズウェルズの血を引く。(解説:望田潤)

アオイゴールド
朝日チャレンジC勝ちアルキメデスの姪で、近親にホープフルS(米G1・ダ7F)のスカイメサ、ブリーダーズフューチュリティS(米G1・ダ8.5F)のマックスフィールド、JRA4勝ルナーランダーなどがいる。北米スピードが強い母と重厚なゴールドシップのバランスが程よい1800型のイメージだが、ステイゴールド系×ロベルト系だから東京より中山というタイプだろう。大箱マイルでの爆発力では一歩譲る感。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

インフィナイト
ブラックスピネルの半妹で、ダンビュライトの姪で、マリアライトやクリソベリルなども出て繁栄している牝系。父モーリスは2歳が初年度産駒で、カイザーノヴァと本馬が現時点での出世頭。サンデーとダンジグとリヴァーマンのクロスだが、リボー系のクロスも代々重ね、父系と牝系のパワーを感じさせる走り。新馬勝ちもサウジアラビアRC2着も不良馬場で、良でビュンと速い脚を使えるかどうかがカギだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ウインアグライア
母母ウォーカーズギャルはヘクタープロテクターやボスラシャムの全妹にあたり、その母コルヴェヤからはシャンハイ、シーロ、トレイルブレイザーなど活躍馬が多数出る。母父アーチはロベルト系の良血種牡馬で

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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