過去5年の勝ち馬はいずれも前走芝1600以上で勝利しており、うち4頭は芝1600の重賞か特別戦を勝っての参戦。登録馬で前走芝1600の重賞特別勝ちは、ショックアクション、ステラヴェローチェ、ドゥラモンド、レッドベルオーブの4頭。1400で勝ってきた馬が好走するには、タイセイビジョンやグランレイやタワーオブロンドンやモンドキャンノのように差して勝っていて、ここも差しで好走できそうな裏付けがほしい。1400を逃げ先行で勝ってきたモントライゼ、ブルースピリット、グレナディアガーズなどには少しイヤなデータ。(解説:望田潤)
アスコルターレタッチングスピーチやサトノルークスの甥で、母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち。牝祖ブリジッドからはヘンリーザナヴィゲイターやマジシャンやファッショニスタなどが出る。そこにドゥラメンテが配され、ヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロス5×3となった。底力のある牝系だし、パワーがあるので急坂コースも合うが、短距離で2勝した母の影響も強くベストは1400では。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
カイザーノヴァパラスアテナの半弟で、レトロクラシックやゴッドフロアーの甥で、母ステラリードは函館2歳S勝ち。愛2歳チャンピオンのセカンドエンパイアなどが出る牝系だ。そこにモーリスでサンデーサイレンス4×3とサドラーズウェルズ4×4のクロス。距離はマイルあたりがいいと思うが、デイリー杯をみるとモーリス産駒らしく最高速度には限界があるタイプだろう。時計や上がりがかかってほしい。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
グレナディアガーズ母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ちで、その父ハーリントンはガルフストリームパークH(米G2・ダ9.5F)勝ち。父フランケルは英2000ギニーなど14戦全勝の名馬で、モズアスコット、ソウルスターリング、ミスエルテ、タニノフランケルなどの父。フランケル産駒は母系が素直に出るし、