18年はタイムフライヤー(母父ブライアンズタイム)とジャンダルム(父の母父リアファン)、ロベルトの血を引く馬のワンツーで、3着はステイゴールド産駒ステイフーリッシュだった。19年はドリームジャーニー産駒ヴェルトライゼンデが2着だから、冬場の中山内2000らしくロベルトとステイゴールドの血が強いレースといえる。とはいうものの、そこは2000の2歳チャンピオン決定戦。ここ2年はコントレイルとサートゥルナーリアが文字どおり素質でねじ伏せている。(解説:望田潤)
アオイショーサバイバルポケットの甥で、牝祖フラワーパークは最優秀短距離馬でヴァンセンヌの母。ロードカナロア×シンボリクリスエスはレッドガランやダノンスプレンダーと同じ。母母父がダンスインザダークだからレッドガランとは7/8同血の間柄になり、牡なら距離がもつ配合といえる。カナロア産駒らしいしなやかさのある中距離馬で、良ならもっと鋭い脚を使えそうだ。馬群を嫌がる面はあるかもしれない。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
アドマイヤザーゲロジユニヴァースの半弟で、ノーザンリバーやランフォルセの甥で、ディアドラのイトコ。母父ケープクロスはグリーンデザート直仔の名種牡馬でペイシャフェリシタやカリビアンゴールドの母父。そこにドゥラメンテでミスプロとヌレイエフとヘイローのクロスとなった。ドゥラ産駒らしいしなやかな身のこなしで、黄菊賞は5頭立てのヨーイドンを直線の爆発力だけで差し切り。中山より東京向きではあるか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
オーソクレースクリソベリルやリアファルの甥で、母マリアライトは宝塚記念とエリザベス女王杯勝ち。エピファネイア×ディープインパクトはアリストテレスやムジカと同じで、