▲関東リーディングの横山武騎手と、全国・関西リーディングのルメール騎手 (C)netkeiba.com
お正月特別企画! 新たな1年の始まりということで、関係者の方々に2021年の注目ジョッキーをご紹介いただきます。佐藤哲三元騎手、東スポ藤井記者につづき、最終回となる今回は、騎乗仲介者(エージェント)の皆さんへのアンケート企画。2020年の騎手リーディングの総括、そして、2021年に注目している若手ジョッキーを挙げていただきました。
(構成=編集部)
2020年の騎手リーディングをどう見る?
ルメール騎手が唯一の200勝超えで、4年連続の全国リーディングに。関東リーディングは、横山武史騎手と吉田隼人騎手のマッチレースが最終週までもつれ、3勝差で横山武史騎手が獲得しました。
「上位は順当だが、武豊騎手や横山典弘騎手、ベテラン2名の活躍が素晴らしい。特に横山典騎手はエージェントがいないにもかかわらず、高い勝率と重賞での活躍が顕著。
若手では横山武史騎手。2020年前半はローカル開催と減量の恩恵があったので勝ち星を伸ばせたが、2021年は最初から本場での戦い。減量がない中での戦いになるので、勝負の年になりそう。2020年と同等の勝ち星を挙げることができれば、世代交代は間近かもしれない」
「とにかくルメール騎手の一人勝ちの印象。有力馬はまずルメール騎手に依頼がいって、漏れた馬を他のジョッキーが乗っているようなイメージ。コロナ禍で短期免許の外国人の来日も不透明なだけに、来年も同じ状況が続きそう。
関西の上位は例年通りの顔ぶれで、トップ5までが100勝以上を挙げた。一方の関東は戸崎騎手が怪我で離脱していたことと、ルメール騎手が関東圏で多く勝利を挙げていた影響もあり、9年ぶりに100勝到達者がいないという結果に。美浦は来年も群雄割拠の様相を呈しそう」