先の中山金杯でも書いたが、この時期の中山芝2000の重賞はロベルトの血が強い。20年はクリスタルブラック(7人気1着)とスカイグルーヴ(1人気2着)、19年はヒンドゥタイムズ(7人気3着)、18年はジェネラーレウーノ(1人気1着)とイェッツト(6人気3着)、17年はコマノインパルス(1人気1着)とガンサリュート(7人気2着)、16年はプロフェット(5人気1着)とメートルダール(2人気3着)。毎年ロベルト持ちが美味しい馬券になっている。取り上げたなかではタイソウ(父モーリス)とミヤビハイディ(父エピファネイア)がロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
エイカイファントム カグニザントやプレゼンスの下で、母インコグニートはJRA3勝。母母デインスカヤはアスタルテ賞(仏G2・芝1600m)勝ち馬でシックスセンスやデルフォイの母。近親にロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)のシルヴァースカヤ(シルバーステートの母)など。キズナ×ゴーンウエストだから先行力ある配合で、デインヒルの力馬っぽさも感じる体質で、中山中距離は合っているイメージ。エリカ賞のような上がり特化のレースは不得手だろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
グラティアス レシステンシアやミッキーブラックの3/4弟。母マラコスタムブラダはフィルベルトレレナ大賞典(亜G1・芝2200m)勝ち馬でナンバー≒サドラーズウェルズ3×3をもつ。母父リザードアイランドはレイルウェイS(英G2・芝6F)に勝ったデインヒル系。母系にデインヒルが入る