▲パドックでは、カメラを向けているお客様の姿も多く見られました(撮影:高橋華代子)
昨年12月25日に大井競馬場で行われた南関東競馬最後の2歳新馬戦で、衝撃が走りました。ネット上でも非常に話題になっていた、『スモモモモモモモモ』がついにデビュー!!!『モ』が8回連続なのでお間違えのないように(笑)。
一度聞いたら忘れられない名前の持ち主は、父がアンライバルド、母がフロントタック、母父はMacho Unoという血統の、明け3歳牝馬。大井の櫻木英喜厩舎<小林>所属です。
新馬戦のパドックビジョンに表示された名前は、破壊力抜群。「名前がよく通ったなぁと思いました(笑)」と櫻木調教師は言っていましたが、井上久光オーナーの第一希望が『スモモモモモモモモ』で、第二希望は『カエルピョコピョコ』だったとか。
▲パドックビジョンに映し出された名前は、破壊力抜群(撮影:高橋華代子)
南関東も非常に寒い季節ですが、そんな中でも入場アナウンスの方や実況アナウンサーさんが、「スモモモモモモモモ」とスムーズにおっしゃっていたのは、さすがプロ!
この時点で、大井競馬場は人数制限付きの事前抽選制でお客様は入場していましたが、「スモモモモモモモモ」というフレーズが聞こえてくると、大きな声は出せないながらも、クスクスっと笑い声が漏れてきて、こういうご時世ですが、ホッコリとさせてもらいました。
レースは、藤田凌騎手が手綱を取り、中団後方から進めての8着(優勝は、藤本現暉騎手騎乗のカルシファー)。臆病で敏感なところのある馬だけに、砂をかぶってやる気を失くしてしまったことを陣営は振り返っていましたが、まずは記念すべき新馬戦を無事に走り終えたのは何よりで、これから一戦ごとに課題をクリアしていって欲しいと思います。
▲新馬戦は砂を気にしてしまったそうですが、無事に走り終えて何よりでした。次走に向けてファイト!(撮影:高橋華代子)
担当の阿部厩務員に、スモモモモモモモモの普段の素顔を聞いてみました。「厩舎での愛称はスモモです。繊細ガールのようなところはありますが、誰とでも仲良くできるとても人懐っこいかわいい馬です。調教に乗っていても走りのフットワークが軽い馬で、もっと力のある仔だと思うので、これから頑張っていきたいです」(阿部厩務員)。
▲阿部厩務員に引かれてパドックを周回。繊細ガールながらも、一生懸命しっかり歩いていました(撮影:高橋華代子)
現在は、南関東競馬も再び無観客競馬となりましたが(各主催者のホームページでご確認ください)、お客様が場内に帰って来る日まで、テレビやネットを通して元気を届けて欲しいと思います!
大井競馬場のスモモモモモモモモ、もう覚えましたね?(笑)