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【AJCC】菊花賞激走のアリストテレス 天皇賞・春へ向けた音無調教師の狙い

  • 2021年01月21日(木) 18時02分
ノンフィクションファイル

▲AJCCで始動するアリストテレス、指揮官音無調教師に直撃 (C)netkeiba.com


史上初の父子での無敗の三冠達成がかかった昨年の菊花賞。断然の人気と注目を集めたコントレイルを終始ピタリとマークし、直線の一騎打ちでクビ差まで追い詰めたのは、2連勝中だったアリストテレスでした。

そのアリストテレスが今週末24日、今年の始動戦をアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)で迎えます。歴史的一戦を見守った思いや、昨秋からグンと成長した要因などを管理する音無秀孝調教師に伺いました。

(取材・構成=大恵陽子)

歴史に残る馬との勝負に「満足です」


――昨年の菊花賞はコントレイルにクビ差まで迫っての2着と、アリストテレスの走りに改めて衝撃を受けました。

音無秀孝調教師(以下、音無師) 歴史に残る馬と三冠最後のレースであそこまでやってくれて、満足です。コントレイルを抜かして勝ってほしかったですけどね、あとで考えるとあれで勝っていたら「空気を読めない調教師だな」と思われるかもしれないですしね(苦笑)。

――そんな冗談を言われそうなくらい、コントレイルの偉業達成にかけられる期待は高かったですね。だからこそ、アリストテレスの強さも光った一戦でした。母ブルーダイアモンドも音無厩舎でしたが、アリストテレスには入厩当初、どんな印象をもっていましたか?

音無師 当時は馬体重が450kgもなかったような体でしたから、ちょっとひ弱な感じのする馬でした。

 それがだんだん大きくなって、菊花賞の頃には470kg台で競馬していましたからね。今も500kg近くあるんです。レースの時には480kgくらいだと思いますが、成長力がありますね。

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