▲日経新春杯で重賞初制覇 今大注目の団野騎手に直撃 (C)netkeiba.com
先日行われた伝統のハンデGII、日経新春杯。アドマイヤビルゴやヴェロックスが人気を集める中、勝利したのは7番人気の伏兵ショウリュウイクゾでした。勝利の立役者は、今年デビュー3年目を迎えた団野大成騎手。
ちょうど1年前、netkeibaでは斉藤崇史調教師との師弟対談を掲載しました。その際「2年目の目標は50勝」と宣言した団野騎手でしたが、実際には大きく超える62勝。自己分析力と先輩からのアドバイス…この活躍には確固たる理由が見えてきました。
(取材・文=不破由紀子)
※このインタビューは電話取材で行いました
斉藤崇史調教師×団野大成騎手 師弟対談も好評公開中!調教助手の父から「よくやった!」
──7番人気ショウリュウイクゾに騎乗した日経新春杯では、好位追走から直線で堂々と抜け出して、人馬ともに重賞初制覇。格上挑戦とは思えない正攻法での完勝でしたね。
団野 状態もすごくよかったですし、枠順や斤量を考えたら、いい競馬ができるんじゃないかとは思っていました。ただ、まさか勝てるとまでは思っていなかったので、期待以上にいいレースをしてくれました。
──ゴールした瞬間、右手が上がりましたね。その後は、喜びを噛みしめるように左の拳を握りしめて。かっこよかったです。
団野 ホントですか!? よかったです(笑)。普段はあまりガッツポーズはしないんですけど、今回は自然と出ました。やっぱり初めての重賞制覇ということで、うれしかったです。
▲ゴールした瞬間、右手を上げた団野騎手 (C)netkeiba.com
──レース前、厩舎サイドからはどんなお話がありましたか?
団野 佐々木(晶三)先生からは、「前目のいいところで競馬をしてくれ」とだけ指示を受けました。あと、前走まで騎乗されていた川田(将雅)さんにもお話を伺って、「昔はちょっと気難しい面があったけど、最近はすごく乗りやすくて競馬も組み立てやすいから」と教えていただいたので、自信を持って乗っていこうと思えましたね。