昨年は終始内々を追走し直線外から伸びたプリモシーンが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
4年連続プラス収支の馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家として東京新聞杯で渾身の印を打つ!
こちらからご覧いただけます 先週から開幕した東京芝は週中に雨と雪。若干湿った状態だった。それでも、路盤の状態、水捌けともに良く、非常に走りやすい軽めの馬場コンディションになっていた。
古馬のレースは4レース。連対した8頭のうち7頭。勝ち馬4頭は全てメンバー中の「上がりタイム」が2位以内。また、3着内に好走した12頭のうち9頭が5枠より「外枠」。末脚のしっかりした馬が不利なく外を回せば勝ちやすい馬場。
本来1回東京芝で使用されるDコースは「先行内枠」有利になりやすい。コースの幅員が狭まるからだ。過去5年の東京新聞杯も全ての年をトラックバイアス「内有利」と判定。そのうち3回はトラックバイアス「前有利」もしくは「超前有利」と判定していた。しかし、先週は先に書いたように外の差し馬が走りやすかった。例年とはトラックバイアスが異なる。
今週は先週に比べて、気温も上がり、雨の影響も薄れて乾いた状態になる。先週よりもさらに軽い馬場コンディションになれば、先週よりも末脚に優れた馬がさらに走りやすくなるかもしれない。例年の東京新聞杯とはトラックバイアスが異なる可能性は高い。
末脚のしっかりしたタイプ、できれば外枠に入った馬を狙いたい。現段階で枠は読めないため、軽い馬場で末脚を発揮できる馬を狙う。
サトノウィザードは軽めの馬場コンディション、直線の長いコースで高いパフォーマンスを発揮するタイプ。
前走のニューイヤーステークスは直線の短いコースで馬場コンディションは「標準」。大外枠から上がり最速で4着。不適な条件だったことを考慮すると、内容は悪くない。
これまで14戦しながら、不運にも馬場コンディション「稍軽い〜軽い」で走れたのは4戦のみ。そのうち3戦は1着。
1勝クラスの勝利時はトラックバイアス「内有利・前有利」と判定。内を通る馬に有利な馬場状況で、超スローペース。先行馬、内を通った馬が恵まれたなかで後方から外を通って楽勝。
2勝クラスの勝利時はトラックバイアス「外有利」と判定。外枠、外を通る馬に有利な状況のなかで内枠からのスタートながら楽勝。
3勝クラスの勝利時はトラックバイアス「前有利」と判定。先行馬が恵まれたレースを最後方から無理矢理差し切る強い内容。
前々走は「前有利」の流れを4角10番手から32.8秒の末脚で差し切ったサトノウィザード(c)netkeiba.com
この3勝は全て「軽め」の馬場コンディションだったことに加えて、直線の長いコース。上がりはすべて最速。さらに上がり2位との上がりタイムの差も圧倒。1勝クラス時が0.9秒。2勝クラス時は0.8秒。3勝クラス時でも0.5秒の差をつけた。
トラックバイアスに恵まれていたわけではないにもかかわらず、他馬とは次元の違う末脚を披露しての勝利。実際には着差以上に評価すべき内容だ。
末脚発揮が有利な馬場ならば、重賞、さらにその上のGIでも通用するだけの素質を秘めている馬。
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