ディープインパクト産駒の庭になる一戦
東京新聞杯というレースを一言で表すならばディープインパクト産駒の庭と言えるでしょう。
場を問わずに大箱の芝マイルコースのレースについては総じて同様のことが言えるわけですが、その中でも有力所は本番の春に向けてのステップの位置付けでの参戦などでレースレベルが低くなりがちな同レースは、道中ペースが上がらないで“ヌルい”レースになるのが例年のパターンです。それによって、余計に直線での末脚が問われる比重が高まることで、瞬発力自慢のディープインパクト産駒にとって最も好都合な状況が生まれるという構造です。
これが同じ東京の芝マイルコースのレースだとしても、安田記念やNHKマイルカップなどヌルさが皆無のレースでは、逆にディープインパクト産駒は不振傾向であるなど、同じコースでもそのレースの中身によって問われる適性はガラリと異なってきます。
その点で言っても今年の東京新聞杯は、