気温上昇を味方につけることができそうな馬に注目!(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
当日は現時点で最高気温が17℃と予想されて気温が上昇、気候分類では涼〜暖になる見込みです。過去10年で涼〜暖のレースは2度あり、どちらも高配当になっています。ここでは気候成績や脚質分析を中心に、注目馬を抽出していきます。
・過去10年の人気別成績
・1番人気馬【1・3・1・5】
・2番人気馬【2・1・2・5】
・3番人気馬【4・2・2・2】
・4番人気馬【1・1・2・6】
・5番人気馬【0・1・1・8】
・6番人気馬【2・2・0・6】
・7番人気〜【0・0・2・47】
1番人気は1勝、連対率40%。14年を最後に勝ち星から遠ざかっている。一方、好成績を残しているのが3番人気。4勝を含む6連対、複勝率は80%と信頼度は高い。
激走馬は過去10年で6頭。18年は馬券内に激走馬が2頭食い込み、3連単56万円の高配当になっている。
〇注目ポイント
1.涼〜暖のレース(16、18年)の激走馬3頭中3頭が、涼〜暖で1勝または複勝率100%
涼〜暖
16年 6人気1着ディーマジェスティ [1・2・0・0]
18年 6人気1着オウケンムーン [1・0・0・0]
10人気3着エイムアンドエンド [0・0・1・0]
2.良馬場のレース(11〜15、17〜19年)の激走馬5頭中4頭が先行して馬券内に入っている。
通過順
11年 6人気2着ユニバーサルバンク 3-2-2
13年 9人気3着マイネルストラーノ 2-2-2
17年 6人気2着エトルディーニュ 3-2-2
18年 10人気3着エイムアンドエンド 2-2-2
3.激走馬6頭中4頭が、前走芝2000mから距離短縮。
11年 6人気2着ユニバーサルバンク(11年 若駒S 3人気2着)
13年 9人気3着マイネルストラーノ(13年 京成杯 6人気8着)
18年 6人気1着オウケンムーン(18年 中山5R 1人気1着)
10人気3着エイムアンドエンド(18年 京成杯 5人気10着)
〇注目馬
・プラチナトレジャー
涼[1・0・0・1]掲示板外なし。
前走京成杯は3着と0.2秒差の5着。
・エフフォーリア
暖の前走、百日草特別は快勝。
デビューからの2戦は先行して連勝。
〇次点
・レフトゥバーズ
暖の新馬戦を圧勝。気候適性に注目。
■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。
独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。
「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。