▲ダートの頂点に立った張田騎手の、フェブラリーSの注目馬は? (撮影:高橋華代子)
先月末の川崎記念で、中央の一線級を相手に豪快な勝利を決めたカジノフォンテンと張田昂騎手(船橋、33歳)。前走の東京大賞典は悔しい2着。その雪辱を晴らす、会心のレースでした。
昨日公開した前編では川崎記念の回顧をお届けしましたが、後編では張田騎手の知られざる素顔を深堀り。さらに、独自の視点から、ダートGI・フェブラリーSの展望もお願いしました!
(取材・構成:高橋華代子)
馬とのスキンシップが多め
――張田騎手自身のお話を伺いたいと思います。25歳での騎手デビューでしたが、それまでの道のりを教えてください。
張田 物心がついた頃から馬は好きで、最初は中央競馬の騎手学校に入学しましたが中退しました。その後も馬からは離れられなかったので、牧場や船橋競馬場の厩務員として7年間働きました。
馬に乗るだけではなく、触ることも大好きなので、楽しいとしか思ったことはありません。最初は騎手にならなくても、厩務員から調教師補佐になって、将来的には調教師になりたいと思いました。
――張田騎手を見ていると、レース以外でも馬とのスキンシップが多いような気がします。
張田 そうなんです。馬に触っていたいんです(笑)。
▲馬場でのチューは、カジノと張田騎手のコミュニケーション (撮影:高橋華代子)
――そこからどうして騎手へ?