過去5年の連対馬の平均馬体重は480キロで、全牝馬重賞(古馬混合)連対馬の平均が467キロだから重い。大型牝馬が強いレースだ。逃げ馬が馬券に絡んだのは18年カワキタエンカだけで、中団以降の差しもよく決まる。血統的な傾向としては、過去5年の勝ち馬5頭はいずれもネヴァーベンド≒ボールドリーズンの兄弟の血をもつ。昨年もネヴァーベンドの血を引く496キロのフェアリーポルカが中団から差し切った。ネヴァーベンド≒ボールドリーズンをもつ馬格のある差し馬となると、取り上げた5頭ではホウオウピースフルが当てはまる。(解説:望田潤)
アブレイズ 母エディンはJRA5勝。3代母リリオの産駒にトレイルブレイザーがおり、ボスラシャムやヘクタープロテクターなども同牝系。キズナ産駒で母系にタイキシャトルが入るのはクリスタルブラックと同じで、カーリアンが入るのはマルターズディオサやハギノアレグリアスと同じ。母父がジャングルポケットなので粘着力が武器で、上がりがかかったフラワーCや愛知杯では好走、上がり3FのケイバになったオークスやローズSは凡走。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
アルーシャ プライドランドの全姉でタップザットのイトコ。母ザズーはラスヴィルヘネスS(米G1・ダ8F)とレディズシークレットS(米G1・ダ8.5F)に勝った。ディープ×タピットは